今週の日曜日(4月19日)の出来ことです。恒例の春のコンペを控えてドタバタしておりましたので紹介が遅れてしまいました。
それは、ジュニアのコース実習の始まり前のパッティング練習の時間帯でした。
スクールの生徒さんがワザワザ高岡カントリーのクラブハウスからパティンググリーンに降りてこられました。生徒さんには前日の土曜日にG30アイアンを納めさせていただいており、そのご報告かな?と思っていましたら。まぁ、その報告であったんですが。
ナント!コースで初めてG30アイアンを使って、初めて芝生の上から打ったボールが直接カップインし、イーグルとなったご報告でした。あまりに凄い出来事に「おめでとうございます。」としか言葉がでなかった次第であります。まぁ、野球でいえば先頭打者満塁ホームランみたいなものでしょうか?言いすぎです、このたとえは絶対に起らないですからね。でもすごい事です。G30#8での快挙です。
以前、お使いのアイアンはANSERアイアンで、シャフトはAWT-S、カラーコードはイエローです。今回、ご相談を受けご提案したのはG30 CFS-Distance R カラーコードはブルーです。
毎週土曜日にスクールで練習されている生徒さんなので、上級者向けのアイアンからアベレージ向けのアイアンへの変更ということは上達していないの?というように疑問符が付きそうですので、ちょっと解説を。
実際にフィッティングを行っていると、上級者だからブレードタイプとはならずにGシリーズに軍配が上がる事は少なくはありません。逆に、初心者の方にGシリーズを試していただいても、一番いい結果が出るのはSシリーズだったりします。
分析すると、正しいスイングプレーンでナチュラルにリリースできる上級者はGシリーズでいい結果が出るようです。自分でヘッドを返す動きのあり、腕力もある人、特殊なスイングプレーンの方はGシリーズの慣性モーメントの大きさがスイングの邪魔をするようです。つまり、前者のスイングではGシリーズは正しいモーションを維持する事に利用されますが、後者では正しい位置に動こうとする事の邪魔となるのです。
とは言っても、上級者の方にはソールが厚いのは「チョットねぇ。」と言う人が多いのは事実ですので、判断はお客様にということになります。あと、球筋を操作する場合、ブレードタイプの方がフェース面をコントロールしやすいのは事実です。
今回の事を分析すると、カラーコードがブルーに変更した事をみると、インパクト時に手元がだんだん低くなってきた事が分かります。iシリーズよりGシリーズの結果が良かったのはご自身で手を返す動きがなくなり自然にスイングできるようになってきたためだと思います。アイアンを変更したことでよりスイングに磨きがかかるのではと期待しています。