よくあるのはインパクト時にアップライトなクラブだとフェース面が左を向きフック回転がかかるというものですね。
一般的にはこれで正解ですが、これだけを考えるのであれば、スイングに大きく影響を及ぼすほどではありません。
左に行くのであれば右を向いてスイングすればいいし、右に行くのであれば左をむいてスイングすればいいだけですから。
実は大きくスイングに影響を及ぼすからです。
ライ角の違うクラブを用意しました。☆印がヘッドの重心です。
おなじ人がスイングしたとすると、スイングのプレーンは人それぞれ固有ですので、ライ角の違うクラブを使ったとしても、変化しません。
変化するのは
その時のクラブの重心位置なんです。アップライトなクラブは重心位置が高いので、フラットなクラブに比べてヘッドのターンがやりやすいのです。
例えば、身体計測でアップライトなライ角となる人がフラットなライ角を選択した場合、適正なライ角のクラブを使った場合に比べヘッドターンしにくいため、過度に手を返して、インパクト時に目標に向くようにスイングしなければなりません。そのスイングの癖はウッドにも影響が出るどころか、シャフト選びにも影響が出てしまいます。