開催を前に選手からコースセッティングに対して批判が続出しています。
メジャー4大会にはそれぞれ特徴があり、全米オープンでは飛距離よりも正確性が問われた。USオープンといえばコースとの戦いという印象でした。やっとの思いで深いラフと格闘してスコアを作るそんな試合がUS OPENでした。
2012年のオリムピッククラブを見る機会を得ましたが。山の中腹を横切るように作られたコースのフェウェイは傾いており、コンクリートのように固まったフェアウェイの真ん中より下にボールを落とすとラフまで転がるコースで、ラフからグリーンを狙おうとすると木の枝がじゃをするといったぐらいです。ラフからショートアイアンで狙える場合もグリーンが止まらないのではるか手前にランディングさせる。百聞は一見にしかずでした。
そういうUSOPENだからこそ、かつてのトム・カイトやコーリー・ペービンのように非力でも、フェアウエーキープ率の高い選手に勝つチャンスがあった。
タイガーやマキロイがそうではなくなったUSオープンに出る必要があるのかと言っています。
狭いフェアウエーと深いラフをなくし、飛ばし屋がますます有利になり、マスターズのようにグリーンを高速仕上げにするしか手がない、これまでの全米オープンらしさが消えてしまったコース設定になぜUSGAは動くのか?
それは、テレビ放映権での収入を得ようとしているという指摘があります。ドライバーを飛ばして、アイアンで寄せて1パットでバーディ、はずしてもパーというゴルフは見ていて気持ちいいですが、どのようなシチュエーションからもパーをキープするというのはゴルフの基本です。
実は、アベレージゴルファーの上達の源がUSOPENにあったのです。
トッププロだけにUSOPENの伝統を守ることを任せずに、われわれもそういう試合を見たい。
ヒーローが活躍する映画のようなゴルフだけではなく、いつ何がおきるかわからないミステリー映画のようなゴルフがあってもいいと思いませんか?
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番外
どのようなシチュエーションからもパーをキープするというのはゴルフの基本だと、普段から言っているためか、ジュニア君の国体予選の練習ラウンドのスコアカードを見せてもらうと、ほとんどパーオンが出来ずにそこそこで回ってくるということをやってくれています。ちゃんと打てないわけではなく、ずさんな狙い方をするからなんですが、国体チームの監督から、長いのは針を刺すように飛んでいくのに、いい当たりのセカンドが何故のらないのって相談されました。「本人はのらなくてもパーが取れるのであまり気にしていないんです。」って答えましたが、ちょっとそのいい加減さを叩きなおさないといけないタイミングがきたようです。