ヘッドスピードが、速くなるとインパクト時のフェースアングルの誤差がボールの落下地点のばらつきに大きな影響を与えます。
ヘッドスピードが遅いと、左右にぶれたとしてもそれほど影響はありませんが、ヘッドスピードが速いと左右にぶれることは時として致命傷になります。
今年の初めだったと思いますが、木場本先生から電話をいただいたときに、PGAプロが、ドライバーショットでは、ほとんどフェードを打っていることを気付いていますかと、助言をいただきました。
ロフトが立ったドライバーでどちらかというとダウンブローにクラブを入れていると思いますと返事したと思いますが、「そうなんです。」という答えをいただきました。
弾道解析には未だにPINGのnFlight(ソフトウェア)を使っていますが、このソフトはボールの飛び方を画像で表示してくれます。単に弾道を表示するのではなく、打ったボールがどのように飛んでいくのかボールの回転を表示するモードがあります。アルファベットのHを平たくした印でスピンの傾きを表し、回転の速さを表示しながら、ボールの弾道を示してくれるので、なぜボールがそのようなフライトをしたのかがわかりやすく表示されます。
右に大きく曲がるのはスピンが多く、スピンの傾きが右に傾いているんですが、左に曲がるボールは回転数少なく大きくスピン軸が傾いているのがほとんどです。スピンが少なくスピン軸が傾いていない時はビックボールが出るんですが、危険なクラブです。
インパクト時にフェースが左を向くことでロフトが立ち、このようなボールが出るんですが、フェースアングルが正確にわかるCG2やCG4でもその測定値は完全に正確(トラックマンやフライトスコープは計算値なので比べる対象ではありません)かというとそうではないので、スピンの質からどのようにクラブが動いているかを推測しそのような動きにならないようなヘッド・ウェイトポジション、ライ角・ロフト、シャフトを探していきます。
あるベテランフィッターから電話がありまして、ヘッドスピードが速い人はどう対応していますかという質問が出たので、逆に曲がらないように縦のスピンの要素を増やしますとお答えしました。
今日はちょっと難しい話になってしまいました。
現在、6月を目途にフィッティングが再開できるように頑張っております。
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