現在のPINGの成功は、カーステンの理論・技術追求の路線から、技術が向上することによって、だんだん受け入れられるようになったものと、理論・技術がすごすぎてあっという間に定番となったものがあるとおもいます。
前者はパター以外のクラブ、売れ始めると、注目されそれが醜いアヒルの子と言われたが、
それが、技術をもって今や、ど真ん中に位置することになってなっているi210アイアン。
後者は、見た目は決して良くないが、その性能によって、あっという間に受け入れられたANSERがあります。
もちろんその背景にはライ角を基本理念に掲げてそれを推進してきたことが大きいと思っています。
PINGのヘッド(アイアン、パターなど)は、ヘッドを標準ライとなるように製作されます。この段階では誤差があるので、標準のブラックでも、ブラックとなるように調整します。他のカラーコードは他のカラーコードになるように調整します。
以前の表面仕上げはサンドブラストのものが多かったですが、最近のモデルではメッキ仕上げとなっています。メッキ仕上げの場合は大きく曲げるとストレスマークが出てしまうことがあります。
Sigma2アンサーのステルス仕上げ、アーナでは3度以上曲げた場合はこれまではストレスマークが出ることがあり、不良品ということでお客様からのクレームが多かったようです。
PING GOLF JAPANはこれに対応しました。どのような対応の仕方をしたかというと、ライ角の調整範囲を±4度から±2度に変更しました。これで、お客様からのクレームはなくなることでしょう!
USのWEBサイトは変更はありません。ライ角を大きく調整してストレスマークが出たとしても、工業製品としては目標とする機能を有するので、問題がないというのが、US PINGの考えなんでしょうか?パターをプレーするのに使う分には問題がありませんから。
日本のユーザーはゴルフクラブは手仕上げの部分が多いので、工芸品として感じている方も多いと感じます。傷=ストレスマークがつくと不良品と感じるんだと思います。傷だから不良品。だからクレームというロジックですね。ボールを希望したライ角で打つということに関しては正常な製品だが、不良品なんですね。
多くのクレームが集まり、そのことの対応が大変だったんでしょうね。上記のような対応をPING GOLF JAPANがとるのも理解できますが、アンサーステルスで3度以上調整をしなければならないユーザーの道は閉ざされました。
店長としては、念書をいただく方法でもいいから、調整範囲は残してほしかったデスネ。
カーステンだったらどう思うんでしょうか?これが過剰になってアイアンのライ角調整は±2度までということになるとすると、フィッティングのPINGという看板は下ろさないといけなくなりますね。
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重い話だったので、最後は成長著しい芽ちゃんのスイングをどうぞ!