最近、女子のフィッティングをしていて思うんですが、女子のクラブを振ると案てーしたショットが出ないことがあります。全体的に軽いのが女子用のクラブですので、重量が軽くスイングが安定しないのが原因です。
そこで、男子のクラブを振っていただくんですが、一見きれいにスイングしているように見えるんですが、ヘッド重量が重いので、ヘッドがターンしきれず、右へのショットとなり安定してしまいます。
そこで、ヘッドはGle2、シャフトはALTAなど重量のある組み合わせにして試打していただくと、いい結果となることが多いんです。
ヘッドが軽くシャフトが重いのでカウンターバランスとなるクラブです。
G425 MAX SPEEDER NX 40R2は、振り切れず右へプッシュするのに、
Gle2にちょっとハードなSPEEDER NX Rの組み合わせであればボールがつかまります。
ヘッドを軽くすることで、重心点が手元に移動し、回転させやすくなったわけです。
75歳を超える男子と一般の女子のヘッドスピードはほぼ同じで、距離も同じくらいになります。そうなので、シニアと同じクラブでアベレージ以上の女子ゴルファーは、シニアが使うようなクラブを使うことが正解という考えになりがちですが、すべてはそうではないんです。
車のエンジンにたとえると、女子はシニア男子と比べると高回転型のエンジンということになります。
低回転型のエンジンは発生されるトルクが大きくが回転数が高くないんですが、高回転型のエンジンは発生されるトルクが大きくないんですが、回転数を多くすることで馬力を上げます。
最近は、ほぼ、オートマチックトランスミッションとなっていますので、直接的に感じることがないですが、高トルクのエンジンは坂道を迎えてもギアチェンジすることなく乗り切りますが、高回転型のエンジンはギアチェンジが必要となります。
カウンターバランス効果で重心位置を手元にするのは、スイングの馬力とトルクを考えてギアチェンジしていることになるんですね。