営業さんが、勉強したいというので、店長のCHIPRをお貸ししました。勿論、標準仕様のCHIPRは、持っています。ようは、店長のCHIPRがどのような目的を持ってカスタムされているかの勉強です。
皆様にも、どのようなカスタムをどのような目的でしているかを紹介します。
店長のCHIPRの秘密1
33.25インチにします。CHIPRは50度測定法でクラブ長を計測しますので、34インチのパターと同じ長さにするときには、上の写真のように33.25でオーダーすることが必要です。
店長のCHIPRの秘密2
なぜ、上のようにCHIPRのライ角を1度フラットにしたのかというと、同じライ角ではボールをひっかける可能性があるためです。
アドレスでボールをフェースの前においてセットアップすると思いますが、インパクトでのクラブの位置がパターとCHIPRでは異なります。
CHIPRはロフトがあるため、パターの比べクラブが進んだ位置でボールをとらえることになります。その分CHIPRのフェースの向きは閉じた状態になりますのでボールは左に飛び出します。その調整のためにライ角を1度フラットにしています。(本当は2度にしたいのですがアドレスで違和感が出るので1度で我慢しています。)
店長のCHIPRの秘密3
次はグリップの工夫です。CHIPRの標準グリップは360DYLA WEDGE:サイズはアクアですが、写真のようにGP LITE TourVelvet(バックライン有)にしています。下巻き数は全体1巻き、TIP+2です。
アクアのサイズに比べて下巻き数5巻き分太いグリップが、ほぼパターのグリップと同じサイズとなります。これは、フリップサイズを太くして、過度なフェースターンを抑えるためです。CHIPRのトウ側のウェイトが大きいのでフェースがターンする方向にトルクがかかりますが、太いグリップにしてそのトルクに対抗します。
グリップ:GP LITE TourVelvet(バックライン有)
サイズ:オレンジ
下巻き数は全体:1巻き
分割下巻き:先端+2
店長のCHIPRの秘密4
バックラインなしのグリップが合うのではないかと思いがちですが
バックライン有のグリップにしています。パターのグリップには通常、平らな面があり、フェースの向きを感じさせます。CHIPRはパターではなくショット用のクラブに属しますので、パターのグリップに許される平らな面を持ったグリップを装着できません。
そこで、浮かんだのが、販売中止となったPING FINGERLOCK PUTTER GRIP
グリップ正面の平らな部分は少なく、強調されたバックライン両手の指指の腹に載せることによりスクエアにグリップするグリップのように、バックラインの効果を強調すればいいというアイデアです。グリップのサイズをオレンジにしたことでバックラインがより強調されます。
4つの秘密によって、完全とはいきませんが、ほぼパターと同じようにストローク(スイング)できるCHIPRが出来上がたんですね。
このCHIPRで何ができるのかというと、少なくともグリーン手前30ヤード(なれれば50ヤード)をグリーンにできるというわけで、距離感のコツさえつかめばピンによって行きます。
営業さんはCHIPRの返却時にこう言っていました。試打会の会場で、標準仕様のCHIPRを試打して、ピンとこなかったお客様が店長のCHIPRを気に入られて、少なくとも7件以上注文を下さったとのことでした。
PINGの購入は↓こちらをクリック!
フィッティング・お問い合わせは
ここ、お気軽にどうぞ。
現在、PINGからの出荷が遅延しております。パーツ欠品も発生しておりますので納期情報を参考にしてください。
楽天:
Yahoo!:
現在は、PINGの標準仕様の試打クラブと店長のスペシャルCHIPERが店舗にありますので興味がある方はうち比べしてみてください。フィッティングをご希望であれば、現在、使用しているパターをお持ちください。
ご予約はこちらから