SNSてのやり取りなんですが。
小祝さくら選手のドライバーのロフトが、8.5度という事に関して驚かれていました。実はドライバーのロフトが男子プロに比べて少ないことが多いんです。
PGA＆DPワールドとLPGAの選手の弾道の平均データが、トラックマンから公表されています。
男子プロのデーターは
女子プロのデータは
となります。
飛距離や速度の項目はもちろん違うんですが、決定的な大きな違いはドライバーのアタックアングルです。
男子プロは-0.9で0.9度のダウンブローです。
女子プロは2.8で2.8度のアッパーブローです。
皆さん、ドライバーはアッパーブローで打つと思っていると思いますが、少なくとも男子プロはダウンブローに打っているんです。
男子と女子で4度近くアタックアングルが違うわけですから、これはクラブヘッドを選ぶ基準が違がってくるんですが、この話は次回に回しましてなぜこのような結果となるのかを解説します。
何故からといいますと、ヘッドスピードが似た女子プロがアッパーブローで打っているから、アッパーブローで打つことを練習しようという方が出てくるからなんです。大丈夫、ヘッドスピードが遅い店長はアッパーブローですよ。トラックマンを使用した試打会でデータを取ったんですが、フィッターのA君も、パワーヒッターの営業のM君はもちろんダウンブローです。※試打会で遊んでいたわけではなく、スイングスピードと弾道データの研究をしていました。
女子も男子も同じように打っています。ただ、女子の方がスイングスピードが遅いので、トップからインパクトにかかる時間が長くなります。
その長くなった時間の分だけ、女子の方は重力の影響を多く受け、結果的にインパクト前にクラブは最下点に達し、男子の方はインパクト後に最下点を迎えるということです。
クラブシャフトが長くなると、インパクトまで時間がかかるので、男女のクラブシャフト長の違いもこれに影響していると考えられます。カンピュータを働かせるとクラブスピードが48m/sを超えるとダウンブローになりそうです。
つまりはこのようなファクターが影響してスイング軌道が決まってくるというわけですね。ですので、あなたにはあなたのスイング軌道のデータがあるので、それは打ち方ではないので、同じスイングで同じボールを飛ばせるように練習してください。
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よく、クラブの軌道のデータが必要と思われますが、ボールスピードがわかれば、その他のデータはほぼ推測できますので、フィッティングでは弾道データがあれば、ちゃんとしたフィッティングが可能です。ボールスピード、打出し角、スピンデータを最適化とスイングの再現性の高さをを求めればいいだけです。
