発売日まで10日余りとなったi230アイアンです。
前作のi210アイアンは、世界のツアーで70勝以上を誇るアイアンで、
後継の新しいアイアンを発売する必要があるのかと思っていたくらいなんですが、i210アイアンの性能を超えて、i230アイアンの新発売です。
i210アイアンはすべてのアイアンの真ん中に位置するアイアンだと言われていました。その後継のアイアンはどのようなアイアンに進化したのでしょうか?i230アイアンの開発コンセプトは
1.フェース全面で進化した打感&打球音
2.ツアーで求められる高精度のスピン性能
3.ミスショットに強い寛容性
です。これらのコンセプトはどのように実現されたのでしょうか?
説明に入る前にi230アイアンの構造を紹介します。
このようにi230アイアンは、本体、CTP(エラストマー)、バッチ、タングステンウェイト(トウ)、タングステンウェイト(ネック)の5つの部品から成り立っています。
打感に関しては、一見マッスルバックと見間違うバックフェースのバッチに
より実現しています。
i210アイアンの断面を見るとバックフェース下部にはCTPエラストマーが配置され余分な振動を吸収し余分な振動を抑えています。i230ではCTP+バッチがバックフェース全面に配置され、打感の向上に大きく貢献しています。
バックフェース上部のバッチは
- 304ステンレススチール
- テープ
- TPU
- テープ
と4層構造になって、アンダーカットした部分に挿入したCTPの蓋をするような形でバックフェースに接着されます。i210に比べ格段にフェース全面をカバーする形となり、ミスヒット時の不快な打感を抑えます。
これは、打感だけではなく打音にも貢献し、ツアーで好まれる打感&打球音が実現しました。
本体は431ステンレススチールでバッチが304ステンレススチールなのでちょっとバッチに見えません。ただし、バッチの表面は薄い金属なので大きい衝撃には弱そうなので、アイアンカバーで保護するのがベターそうです。
ツアーで求められる高精度のスピン性能は、マイクロマックス・グルーブにより実現しました。
各番手において、4本~5本溝が増えて、摩擦力がアップ! | |
では、実際にみぞの本数が増えたことによってどのような効果となったのでしょうか?
ウェットコンディションでのスピン量が変わりました。スピン量が変わらないことによってボールの打ち出し角も変わりません。芝生が濡れているコンディションやラフからのショットにおいて、ドライコンディションとの違いをほぼ計算しなくていい事になります。
ミスショットに強い寛容性はタングステンウェイトによって実現されました。
前作のi210に比べて約3.5%向上しています。
その他の部分では、前作i210とi230を比較すると
- ロフト、バウンス角(度)、ソール幅は同じ
- ロングアイアンは、ややコンパクトに
- フルセットで見た目がより均一のサイズに
- ミッドアイアン~ショートアイアンは変更無し
とほぼ何も変わりませんが、
初速と打ち出し角が低くなったので、キャリーが伸びています。(トータル距離は変わりません。)この性能変化はうれしいですね。よくラウンドでもう少し飛んでくれればグリーンにランディングしてべたピンだったっていうことありますよね。そんなことがなくなるかもしれんせんね。また、クラブ間のギャッピングも約11ヤードでしっかりそろっています。
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発売から半年以上納期が未定とご案内しておりました。
の納期が未定から日付が入りました。右3月3日、左が3月10日となります。
またすぐにけっぴんとなるかもしれませんが。