カテゴリー: ギア・ボール全般

ツアーの中継でチェックすると、最近はピンタイプよりもマレットをつかうプロが多くなっています。

つまり以前に比べて転がらない、パターを使う選手が多くなっています。

転がりのいいボールはタッチを合わせやすいだけではなく。フォワードスピンが強いため、ボールがラインを外れにくい特徴があります。

ただし、左手の甲が折れるようなパッティングでは、方向性が安定しません。

そのため、左右だけではなくヘッド後方にも重量周辺配分し、たディープマレットを使用している選手が増えていると思います。

クラブが進化し、シャフトが軽くなったので、今はスインガー要素が少なくなり、レバー要素を利用するヒッターが多くなっているので、パターもヒッティングしている傾向が多く見ることができます。スインガーは振り子なので、フェース面をコントロールするのではなく、支点の位置を変えないようにします（そうすれば最下点は必ず一定となり、フェース面も一定になりますが、ヒッターは視点だけではなく、レバーの具合も制御しパターのフェース面をコントロールします。動かすわけですから、動きすぎないように慣性モーメントを大きくした方がいいということです。

前回の投稿ではディープマレットは右のようになりやすいと言いましたが、レバーを使うためには、結構しっかりパターをホールドしなければならないので、ついてにインパクトロフトが大きくならないようにしっかり管理しなければならないということになります。

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ゆーた君、現在のエースパターはTOMCAT14なんですが、「ANDERの方が転がるんだよなぁ～」とボソッとつぶやきました。そう正解ですよ～！「でも少しブレる～。」それも正解です。

その理由は、ヘッドの重心より上でヒットすると、ボールに対してフォワードスピンを与えるようなちからの要素が与えられ、ロフトによるバックスピンを減少させ、ボールがノースピンで飛び出すからです。

下は通常のアンサーとタングステンをフェースにインサートしたアンサーを比べたものですが、ヘッドの重心がフェース寄りに移動したことにより、フォワードスピンをかける要素が強くなるという図です。

今発売中のパターでいうと、PING PUTTER の ANSER、ANSER２D、KUSHIN 4、SHEA、DS72 Cです。

マレットパターの場合、その形状のため「、重心が後方となるので、いくら地面ギリギリにパターヘッドをいれても、形成される重心位置の差によって生じる角度が小さく、フォワードスピンを発生せるベクトルがちいさくなるので、それによって発生するギア効果は少なくなります。

下の図は、重心が後方にいちするのでインパクトロフトが大きくなり逆にバックスピンを多く生じさせるように作用することを示しています。

この時は、

TOMCAT14は重い素材と軽い素材を組み合わせてできる限り低重心になるように作っています。しかししつこいようですが

最下点では左のようにはならずに、右のようになるのが普通です。そのためバックスピン量が多くなり転がりが悪くなります。

しかし、いまのツアーではどちらかというと転がりの良さよりも、マレットを選択するケースが多くなっています。がこれにはどのような理由があるんでしょうか？次回ではこの点を考察したいと思います。

 

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バッグの中のクラブを見てみると、

1. すべてのアイアン・ウェッジを同じモデルで統一
2. アイアンとは別の・専用モデルを使っている人
3. ウェッジ専用モデルだけではなくアイアンもコンボセットとしている人

のいすれかに属するのではないかと思います。

“WEDGEに装着するシャフトは？” の続きを読む

アイアンの番手間の距離差（ギャップ）をなるべく均一にするということは、いうまでもありません。しかし、それをウェッジまで待ちこむのは正しいのでしょうか？

ギャップを統一することは、おおよそ、ロフト差を均一にすることで実現できますが、それがウェッジに求められる機能なのでしょうか？

先日、お客様からもご相談を受けたんですが、ショートレンジのウェッジショットの距離感が合わないとのこと、距離を打ち分けているが、出玉が強く、どうしても上についてしまうとここと。その分、手間にターゲットを取っても、より出玉が低くなり、ランが多くなります。店長もそうなんですが、距離を抑えようとすると、ボールスピードは落ちるが、打出し角も抑えていまいます。

店長も以前はハードヒットするタイプでしたので、その傾向がありました。

その時のロフトは

• ４５
• ５０
• ５５
• ５９

フルショットを基準としたギャッピングを採用していました。59度ではミスが大きくなるので、55度のウェッジを使っていましたが、出玉が強く、奥に着けることがかなりありましたが、ギャッピングを無視して55に変えて56度をバックに入れることで、改善したので、紹介しました。

わずかに1度なんですが、出玉が穏やかになり、スピン量が増え、距離感が改善します。

これって、店長だけの特殊は方法なんだろうなと思っていたんですが、プロのセッティングを見てみると、56度、60度の組みあわせが多くてびっくりしています。

昨年のPGA年間チャンピオンのホブランドも

コナーズも

です。考え方としても、最大ロフトのウェッジからその上の番手のウェッジは４度差、がセオリーのようです。

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前々回の、みんなのゴルフダイジェストさんの記事の中で、blueprintとi230のコンボの記事で松尾さんが締めた部分は大事なところです。

それは、「『i230』のほうが微妙にフェースが長く、ソール幅も少し広い、そしてヘッドの慣性モーメントが大きいので、ロングアイアンを『i230』にするのもいいのではないでしょうか。しかしひとつ注意してほしいのは『i230』のほうがストレートネックで、ネック軸回りの慣性モーメントが大きいことから、やや球をつかまえにくく感じる方もいると思うので試打をしてから決めてほしいですね。」の一言です

確かに、i230の方が慣性モーメントが大きく、寛容性に優れて、一般的に優しいのですが、慣性モーメントの大きさは振りにくさ、つながることがあるので、長いクラブは振りにくく感じる人は、オーダー時にスイングウエイトを軽くするようにしてくだい。

ただ、そのあたりのことは今モデル（BLUEPRINT S）はよく考えられていて3番4番5番は

キャビティにポケットを鍛造することで、重量を10g削減し、MOIを増やすために再割り当てすることで寛容性を高めています。

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みんなのゴルフ代ジャストで気になる記事が出ていましたので紹介したいと思います。この記事はクラブ設計家の松尾好員氏とゴルフ代ジャストの対談という形です。記事のリンクBluePrint Sは下となります。

ピンのアイアンを買うならどっち？ 同じロフト設計の『ブループリントS』と『i230』を比較【ヘッドデータ分析で判明】 (1/2) – みんなのゴルフダイジェスト (golfdigest-minna.jp)

記事はBluePrint Sとi230を比較するという形で進んでいますので、参考にしてください。

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