さて、ややこしいタイトルを掲げましたが、なんのこっちゃというタイトルです。
以前のデシャンボーと今のデシャンボーを比べてみました。
デシャンボーといえばアドレスでグリップの位置を高くして、なるべくコックを使わず、シンプルなシングルプレーン、ワンレバーシステム(コックを行わない)1重振り子のイメージでスイングをしていました。
パワーがありますので普通の人であれば飛ばないスイングでも300ヤードに迫る飛距離を誇っていましたが、最近では2レバー気味のスイングを変わってきていました。
2月のジェネシスオープンの時には315ヤード平均に上がっています。
2019年のドバイではまだ以前のアドレスでシングルプレーン1レバーシステムですが
今年のドバイではアドレスが違います。以前に比べてアドレスのグリップの位置が下がり。2レバーに近いスイングをしています。まだ、「ボールのコントロールに苦労しているようです。
今週のロケットモーゲージでは、かなりコントロールしています。
物理学を専攻に科学的に突き詰めたシングルプレーン1レバースイングをなぜ捨てたのでしょうか?
クラブはスイングの最下点において、フェースの向きがスクエアになるように設計されているいうのは「golfq の理解して、楽しいゴルフ」さん。ご本人に確認はしていませんが、多分あのお方です。(知っている方ならわかるはず)
ボールを正確に飛ばすために、シングルプレーン、ワンレバーを考えたデシャンボーですが、静的な考えから、Golfqさんが言うように、クラブを力いっぱい振ってスイングの回転軸がぶれないならばクラブフェースのスクエアを得られる、ダイナミックにクラブフェースをコントロールする方法に変更したように思います。
デシャンボー本人に確認しないと分からないことではありますが、以前は左右のどちらかのパワーしか使わなかったスイングだと思いますが、現在のスイングは両サイドのパワーを使っています。
飛距離の変化は1レバーの2019年から2レバーに変更した2020年のジェネシスで20ヤード伸びています。
そして、コロナ自粛中のトレーニングで体重を増やしさらに30ヤード飛距離を伸ばしています。飛距離の伸びとトレーニング(体重増)が合わせて報道されていることから、体重が飛距離の源の一つでヘッドスピードを上げるために筋肉量を増やしたのです。
PINGのフィッティング担当の役員でプロゴルファーのジェーソン(2020USOPEN出場)がおすすめのThe Physics of Golf ではゴルフスイングはエネルギー保存の法則を利用してヘッドスピードを上げていると書いてありますが、デシャンボーもこの理論を取り入れてシングルプレーン1レバーの幾何学的に考えたゴルフスイングから、ダイナミックなゴルフスイングに変更したと店長は見ています。
タイミングよく、知さん(AGL・TGMインストラクター)のブログにデシャンボーのドライバーのヘッドの重さについて書いてあります。シャフトは手元とティップがしなるダブルキックタイプ(そこまで鞭の効果を使うんですね)でヘッド重量が185gということですので、当然200gよりヘッドスピードが上がります。よって、この重量のドライバーヘッドを採用しているということは、エネルギー保存の法則を意識していることは間違いないいえるとおもいます。
今日はこの辺りで、
間違いないのはデシャンボーがデシャンボーでなくなったが、より物理を駆使したデシャンボーになったということは間違いないようです。
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