CTPってどこよ?

CTPってなによ?3からの続きです。

CTPってなによ?3で、以下のように説明しています。

—- 以下 CTPってなによ?3から——

現行のモデルでCTPがないモデルがあります。それはG700なんですが、EYE2と違ってちゃんとバランス調整が可能です。

どのように行っているのでしょうか?


G700のスイングウェイトの調整は3つの部分で行われています。

一つはトウ部分にあるネジの重量

もう一つは、ネックの中に

三つ目は、忠君部分にジェルをいれて、スイングウェイトを調整する仕組みとなっていて、設計上の重心位置の変化がないようにします。

—— 終わり ——–

i200アイアンでは

i200_Iron_ctp

赤で示したCTPのエラストマーによって、クラブの重心位置に近い部分でヘッド重量の調整をしているわけです。

一方、G700アイアンでは

G700

このように赤で示した部分のウェイトを調整することによりヘッドの重量を調整しているのです。

という事は、当ブログの読者ならばすでにお分かりだとは思いますが、ただでさえボディの完成モーメントが高いのに、最も重心から離れた部分で重量を調整するのですから、高い慣性モーメントが得られるということになります。

「余剰重量を最適箇所に配置することで、上下左右のブレが約48%軽減。」と有るのはCTPではなく、新しいヘッド重量の調整方法が確立したことが一因であることは明白です。

 

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ピンの革命の歴史はパターから始まった 2

ピンの革命の歴史はパターから始まった 1」 からの続きです。

前回、ゴルファーの祈りに応えられたのでしょうか?と締めくくりましたが

1-AのCMです。

重量を周辺に配分したことにより、真っ直ぐ転がるということをアピールしています。自分のためにパターを作ったカーステンの狙いは、少々芯を外しても真っ直ぐ転がることを目的にしていることがわかります。

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CTPってなによ?

先日ジュニアのお父様にアイアンのスイングバランスの調整をしましょうかと提案したときに、CTPの交換となりますと説明したら

? 的な反応だったので、説明したら、それって凄くないですかって、言われましたので、説明することにします。

PINGのアイアンの説明には、下の図の青いエラストマーがCTPに埋め込まれている下のような図をよく見かけます。i200_Iron_CTPcutawayILL_Illustration_R

上はi200アイアンですが、最初にPINGのアイアンにCTPが登場したのは、

i3アイアンです。打感の向上+スイングウェイトの調整も可能した画期的なものだったんです。

で、CTPとは何の略というと

「カスタマー・チューニング・ピット」

です。ピットは窪みとか溝のことですので、上のi200アイアンの青いのがCTPではありません。しかしながら、いつの間にかCTPが重りのような表現になることが多くなります。

スイングウェイトとは・・・PINGの考え方」でもそのような書き方をしているので、そういう使い方をしてもOKですが、正しくは

「CTPに装着するエラストマーを違う重量のものに変更してください。」ということになるんです。

詳細は次回といたします。

G400MAXの本気度!

実はこの原稿を書くのにG400MAXとG400のソールを同時に撮った写真があれば提供してもらえないかお願いしたのですが、ないとのことでしたので、ネットの画像をもとに解説してみたいと思います。

さてG400MAXのウリは上下左右の慣性モーメント値が9900g・cm2となり、「ゴルフ史上最もブレない」ヘッドが誕生ということですが。

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更なる慣性モーメントを求めて

この記事は2017年7月15日の慣性モーメントの続きの記事です。

鍛造アイアンのバックフェースを工作機械で切削して製作されたこれまでのシリーズですが、現在のアイアンから考えるとほんの僅かなキャビティですが、当時のアイアンと比べると効果は大きかったんだと思われます。


完売だったんですね。

ここからが、カーステンの凄いところです。普通であれば、評判が良かったので、同じように製造して更に改良しようとおもいますがこの時、カーステンはそうは思わなかったんですね,きっと。

既に、1-Aでは、ブロンズ(銅合金)ですが、鋳造によりヘッドを製造していますので、設計の自由度を考えれば当然鋳造を選択すると言うことになったんです。

そして登場したのが、Karsten Iでした。

ピンが初めて出したステンレス素材のモデルです。
10年以上マイナーチェンジしながら販売されてのはキャビティの効果が絶大だったからにほかなりません。今のアイアンのほとんどがキャビティということを考えると、まだ、キャビティが普及していない時代は当然ですね。

恐るべし、カーステン・ソルハイム!

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