第1話 ロングアイアンでのローフェード

フェードはカット軌道ではなく、スピン軸で作る

今回から、**「アップライトに調整すると、右に打ち出されるようになる」**というシリーズの少しスピンアウトとして、フェードの打ち方について考えてみたいと思います。

ライ角は、単にフェースの向きを変えるだけではありません。

手元の高さ。
クラブの通り道。
インパクトでボールに加わる力のベクトル。

これらを変える要素でもあります。

この考え方は、フェードにも大きく関係します。

フェードというと、多くの方は、

外から入れる。
カットに打つ。
フェースを少し開く。
左へ振って、右へ曲げる。

このように考えます。

しかし、本当に良いフェードは、それだけでは説明できません。

以前、私は**「ロングアイアンでのローフェード」**という記事を書きました。

今回はその内容を振り返りながら、ライ角シリーズで見てきた手元高さ・クラブの通り道・力のベクトルという視点から、もう一度フェードを考えてみます。 “第1話 ロングアイアンでのローフェード” の続きを読む

白いパターが勝った! PGA,バイロンネルソン。

ウィンダム・クラークの「60」とPING SCOTTSDALE TEC ALLY BLUE ONSET CB

今週は日本ツアーだけでではありませんでした。

PING GOLF @PingTour White Gold. 🏆 The #ScottsdaleTEC Ally Blue Onset joins the Gold Putter Vault with a win at The CJ Cup Byron Nelson. The winner led the field in SG: Putting (+12.573). #PlayYourBest

PGAツアー「CJカップ・バイロン・ネルソン」で、ウィンダム・クラークが最終日に「60」をマークし、逆転優勝を飾りました。

この勝利で大きく注目されたのが、鉛が貼られた白いパターです。

そのモデルは、

PING SCOTTSDALE TEC ALLY BLUE ONSET CB

です。

GOLF.comのWITBによれば、クラークのパターは次のような仕様でした。

項目 スペック
モデル PING Scottsdale TEC Ally Blue Onset CB
ロフト 3度
ライ角 70度
長さ 38インチ
ヘッド重量 385g
追加重量 17gチップウェイト(おそらくソールの鉛の重量と思います。)
インサート PEBAX
グリップ SuperStroke

ここで注目したいのは、単に「白いマレットパター」ではないという点です。

クラークが使ったのは、CB=カウンターバランス仕様。長さは38インチで、通常のパターより長め。さらにヘッド重量385gに加え、17gのチップウェイトが入っています。

つまり、見た目の白さだけではなく、重量配分までかなり作り込まれたパターです。

白いヘッドで視線を落ち着かせる。
オンセット構造でフェース面とボールを見やすくする。
クワイエット・アイ
PEBAXインサートで打感と音を整える。
カウンターバランスで手元とヘッドの動きを安定させる。

これらが組み合わさって、クラークのストロークに合ったパターになっていたと考えられます。

この“カウンターバランス仕様”は、単に大型マレットの高慣性モーメントを使うだけでなく、手元の安定性とヘッド挙動のバランスを整える設計になっています。重量配分とフェース感覚を両立させることで、パットの方向性と距離感が決まっていたことが、最終日のSG:Putting 12.573(ツアー1位)という数字にも表れています。

PING公式でも、ALLY BLUE ONSETはオンセット構造で視線を落ち着かせ、フェース面を見やすくする設計が特徴とされています。これにより、単なる“真っすぐ動かすだけ”のパターではなく、自分のフェース軌道とミスの傾向に対応する道具として機能していたと考えられます。

そして今回、その設計が最終日の「60」というスコアに結びつきました。

ウィンダム・クラークの「60」、ストロークゲインが12.573という数字は、スコアの全てをこのパターが作ったという驚異的な事実を表しています。

PING製品、カートの購入は↓こちらをクリック!

BluePrintTBluePrintSi240i540G440Gle4

 

BluePrintTBluePrintS、、i240i540G440Gle4

すべてのクラブがカスタムオーダーできます。フィッティング・お問い合わせは ここ、お気軽にどうぞ。 PING製品の納期はこちらを↓を参考にしてください。

納期情報

生分解性100%、海洋においても生分解するリバイブティーは 、楽天市場もしくはYahoo!ショッピングページよりお求めください。

簡単にグリップのクリーニングが出来るグリップキャディは 、楽天市場もしくはYahoo!ショッピングページよりお求めください。

【店長の一言】
パターを選ぶときは、長さを重量です。ご増段はお気軽に。

第4話 G440シリーズは、ヘッドとシャフトでフェース管理に答える

ここまで、ドライバーについて考えてきました。

第1話では、ドライバーは「シャフトが長いから曲がる」のではなく、フェースアングルの影響が非常に大きいクラブであると整理しました。

第2話では、ドライバーの性能は、飛距離だけでも方向性だけでも判断できず、飛距離と左右分散をストロークゲインで考える必要があると書きました。

第3話では、スイング理論として、ドライバーに必要なのはインパクトでフェースを合わせに行くことではなく、フェースの開閉量を少なくし、インパクトで合わせに行かなくて済む状態を作ることだと整理しました。

では、製品としては何が必要になるのでしょうか。

ここで重要になるのが、PING G440シリーズです。

G440シリーズの強さは、単に飛ぶドライバーを作ったことではありません。

ヘッド展開で、プレーヤーの弾道傾向に対応する。
シャフト展開で、プレーヤーの入力の強さに対応する。
そして、その土台に高い方向安定性を持っている。

この三つがそろっているところに、今シリーズの大きな価値があると思います。

ドライバーは、ボールの初期方向がフェースアングルに強く支配されるクラブです。
つまり、フェースが開きやすい人、閉じやすい人、打点が上下左右に散りやすい人、強く叩く人、軽く振りたい人では、必要なクラブが変わります。

G440シリーズの土台にあるのは、高慣性モーメントで飛び重心という考え方です。

LST、MAX、SFT、Kというモデルごとの性格はありますが、すべてのモデルに共通しているのは、飛距離性能と方向安定性の両立です。 “第4話 G440シリーズは、ヘッドとシャフトでフェース管理に答える” の続きを読む

第3話 スイング理論から見る、フェース管理しやすいドライバー

第1話では、ドライバーは「シャフトが長いから曲がる」のではなく、フェースアングルの影響が大きいクラブであると整理しました。

第2話では、ドライバーの性能は、飛距離だけでも方向性だけでも判断できず、飛距離と左右分散をストロークゲインで考える必要があると書きました。

では、スイングとしては何が必要になるのでしょうか。

ここで重要になるのが、フェース管理です。

ドライバーは、ボールの初期方向がフェースアングルに強く支配されるクラブです。
つまり、インパクトでフェースが少し開く、少し閉じるだけで、出球に大きな影響が出ます。

だから、ドライバーでは、

「インパクトでフェースを合わせる」

という考え方だけでは危険です。 “第3話 スイング理論から見る、フェース管理しやすいドライバー” の続きを読む

第2話 飛距離と方向性は、ストロークゲインで考える

前回は、ドライバーが曲がる理由について考えました。

よく、

「ドライバーはシャフトが長いから曲がる」

と言われます。

しかし、厳密に言えば、シャフトが長いことそのものがボールを曲げているわけではありません。

本当にボールの方向を決めているのは、フェースアングル、クラブパス、フェース・トゥ・パス、打点、スピン軸、スピン量といったインパクト条件です。

特にドライバーは、ボールの初期方向がフェースアングルに強く支配されるクラブです。

つまり、ドライバーは飛距離のクラブである前に、フェース管理のクラブである。

ここまでが前回の話でした。

では、ここで一つ疑問が出てきます。

フェース管理が大事なら、ドライバーはとにかく曲がらないものを選べばよいのでしょうか。

私は、そう単純ではないと思っています。

なぜなら、ゴルフは方向性だけのゲームではないからです。

ドライバーには、飛距離の価値があります。

たとえば、フェアウェイに毎回置けるけれど飛距離が出ないクラブと、多少左右に散るけれど大きく飛ぶクラブがあったとします。

どちらがスコアに有利なのか。

これは、感覚だけでは判断できません。 “第2話 飛距離と方向性は、ストロークゲインで考える” の続きを読む

第1話 ドライバーは「シャフトが長いから曲がる」のではない

ドライバーが曲がる理由として、よく言われる言葉があります。

「ドライバーはシャフトが長いから曲がる」

たしかに、ドライバーは他のクラブに比べてシャフトが長く、ヘッドも大きく、ボールも遠くまで飛びます。
ですから、少しのズレが大きな結果になって見えるのは事実です。

しかし、厳密に言えば、シャフトが長いことそのものがボールを曲げているわけではありません。

ボールを曲げている直接の要因は、もっと別のところにあります。

それは、

フェースアングル。
クラブパス。
フェース・トゥ・パス。
打点位置。
スピン軸。
スピン量。

こうしたインパクト条件です。

つまり、シャフトが長いから曲がるのではなく、シャフトが長くなることで、これらのインパクト条件を安定させることが難しくなるというのが、より正確な表現です。

ここを間違えると、ドライバー選びも、スイング作りも、少し違う方向へ進んでしまいます。 “第1話 ドライバーは「シャフトが長いから曲がる」のではない” の続きを読む

第6話 フラットにしたのに、なぜつかまるのか

FW・HBの可変スリーブ調整とアドレスの手元位置

FWやHBの調整機能で、フラット設定を選ぶと、普通は「つかまりにくくなる」と考えます。

クラブ単体で見れば、それは正しい説明です。

ライ角がフラットになれば、ロフトのあるクラブほどフェース面は右を向きやすくなります。

つまり静的には、

フラット=右へ出やすい
フラット=つかまりにくい

という説明になります。

ところが、実際のフィッティングでは、まれにフラットへ調整した方がいいボールが出ることがあります。

「フラットにしたのに、なぜかボールがつかまる」

そんなことはない、と思っている人がほとんどかもしれません。

しかし、これは矛盾ではありません。


材料力学の不定性問題に似ている

少し難しい言い方をすると、これは材料力学の不定性問題に似ています。

ひとつの部品だけを見れば、答えは単純に見えます。
しかし、その部品が構造全体の中に組み込まれると、話は変わります。

こちらを少し動かすと、あちらも動く。
こちらの角度を変えると、あちらの力の流れも変わる。
こちらの高さを変えると、あちらの通り道も変わる。

ゴルフクラブも同じです。

クラブ単体で見れば、フラット設定はつかまりにくい方向です。
しかし、人間が構えて振ると、ライ角の変化はフェース向きだけでは終わりません。

手元の位置が変わる。
腕の張りが変わる。
クラブの見え方が変わる。
テークバックの上がり方が変わる。
ダウンスイングの通り道が変わる。
そして、インパクトでボールに加わる力のベクトルまで変わる。

だから、静的にはつかまりにくいはずのフラット設定が、動的にはボールをつかまえる方向に働くことがあるのです。 “第6話 フラットにしたのに、なぜつかまるのか” の続きを読む

第5話 フェアウェイウッドが打てない人に、無条件でUTをすすめてよいのか

クラブの種類ではなく、長さ・ライ角・手元高さで考える

前回は、長いクラブが難しくなる理由について考えました。

長いクラブが難しいのは、単にクラブが長いからではありません。

クラブが長くなることで、

  • 手元高さのズレ
  • ライ角のズレ
  • クラブの通り道のズレ
  • 力のベクトルのズレ

が増幅される。

だから難しくなるのです。

ここを見ないまま、

「フェアウェイウッドが打てないならユーティリティにしましょう」

と単純に考えると、本当の原因を見落とすことがあります。 “第5話 フェアウェイウッドが打てない人に、無条件でUTをすすめてよいのか” の続きを読む

第4話 クラブが長くなると、なぜこの現象が起きやすくなるのか

長さは飛距離だけでなく、手元高さと力のベクトルを変える

前回は、PINGのカラーコードチャートについて考えました。

PINGのカラーコードチャートは、単なるライ角表ではありません。

身長と手首から床までの長さをもとに、その人に合いやすいクラブ長とライ角の基準を出す。
つまり、その人がクラブを自然に扱える手元高さを探している。

そう見ると、カラーコードチャートの意味はかなり変わります。

ライ角とは、フェースの向きを変えるだけのものではありません。
ライ角とは、手元の高さを変えるものです。

手元の高さが変われば、クラブの通り道が変わります。
クラブの通り道が変われば、インパクトでボールに加わる力のベクトルが変わります。

ここまで整理すると、次に見えてくる問題があります。

それが、

クラブが長くなるほど、この問題は大きくなる

ということです。


長いクラブは、ただ難しいのではない

よく、

「フェアウェイウッドは長いから難しい」
「ロングアイアンは長いから難しい」
「ドライバーは長いから安定しない」

と言われます。

もちろん、それは間違いではありません。

クラブが長くなれば、ヘッドは遠くなります。
遠くなれば、芯に当てるのは難しくなります。
振り遅れも起きやすくなります。

しかし、私はここで少し違う見方をしたいと思います。

長いクラブが難しい理由は、単に長いからではありません。

長くなることで、手元高さのズレ、ライ角のズレ、クラブの通り道のズレ、力のベクトルのズレが増幅されるから難しい

のです。

ここを見ないと、長いクラブの問題を正しく理解できません。 “第4話 クラブが長くなると、なぜこの現象が起きやすくなるのか” の続きを読む

第3話 PINGカラーコードチャートは、この問題を吸収している

ライ角表ではなく、手元高さの初期設定表として見る

前回は、左に低く飛ぶゴルファーに、あえてアップライトなクラブをすすめると症状が改善することがある、という話をしました。

一般的には、

アップライトにすると左へ行く

と言われます。

ですから、左に飛ぶ人にアップライトなクラブをすすめるのは、一見すると逆の処方に見えます。

しかし、実際にはそう単純ではありません。

左に低く飛ぶ原因が、単にフェースの返りすぎではなく、

手元が低くなりすぎ、クラブが外から入り、ロフトが立ち、フェースが左を向いて当たっている

という状態であれば、アップライトにすることで改善する場合があります。

なぜなら、アップライトにすると、手元の高さが上がるからです。

手元の高さが上がれば、クラブの通り道が変わります。
クラブの通り道が変われば、インパクトでボールに加わる力のベクトルが変わります。

つまり、ライ角は単なる方向補正ではありません。

ライ角は、手元の高さを通じて、スイング全体の入口を変える調整なのです。


PINGはこの問題を明示しているわけではない

ここで、PINGのカラーコードチャートの話になります。

PINGは公式に、

「アウトサイドインが強い人は、アップライトにしましょう」

とは言っていません。

また、

「左に低く飛ぶ人でも、アップライトで改善することがあります」

という言い方を前面に出しているわけでもありません。

しかし、PINGのカラーコードチャートは、この問題をかなり吸収しています。

ここが非常に面白いところです。

PINGのカラーコードチャートは、身長と手首から床までの長さをもとに、クラブ長とライ角の基準を出します。

表面的には、

どのライ角が合うかを見る表

に見えます。

しかし、もう少し深く見ると、これは単なるライ角表ではありません。

その人の体格に対して、

クラブをどの手元高さで使うのが自然か

を推定している表です。


身長と手首から床までの長さが意味しているもの

PINGカラーコードチャートでは、身長だけでは判断しません。

手首から床までの長さも見ます。

これは非常に重要です。

なぜなら、同じ身長でも、腕の長さは人によって違うからです。

たとえば、同じ170cmのゴルファーでも、

  • 腕が長い人
  • 腕が短い人
  • 前傾が深くなりやすい人
  • 前傾が浅くなりやすい人
  • 手元が低くなりやすい人
  • 手元が高くなりやすい人

がいます。

身長だけでライ角を決めてしまうと、こうした差を吸収できません。

だからPINGは、手首から床までの長さを見ます。

これは言い換えると、

その人の身体に対して、自然に手元がどこに来るか

を見ているということです。

ここで、ライ角は方向の調整ではなくなります。

ライ角は、

その人の身体とクラブを、どの高さで接続するか

という問題になります。


カラーコードチャートは「手元高さの初期設定表」である

私は、PINGのカラーコードチャートはこう見るべきだと思います。

カラーコードチャートは、ライ角表ではなく、手元高さの初期設定表である。

もちろん、結果としてライ角を示しています。

ブラック、ブルー、グリーン、ホワイト、レッド、オレンジというように、カラーコードでライ角の基準を示している。

しかし、その奥で行っていることは、

その人がクラブを自然に扱える手元高さを探すこと

です。

手元の高さが合えば、クラブは体の近くを通りやすくなります。
手元の高さが合えば、前傾を無理に崩さなくて済みます。
手元の高さが合えば、腕の下がり方が自然になります。
手元の高さが合えば、クラブの通り道が整いやすくなります。

そして、クラブの通り道が整えば、インパクトでボールに加わる力のベクトルも整いやすくなります。

これが、カラーコードチャートの本質だと思います。


なぜ「左に行くならフラット」だけでは危険なのか

多くのフィッティングでは、ボールの行き先を見て判断しがちです。

左に行くならフラット。
右に行くならアップライト。

もちろん、それで合う場合もあります。

しかし、すべてをそれで処理すると危険です。

たとえば、左に低く飛ぶ人がいたとします。

その人の原因が、本当にアップライトすぎるライ角によるものなら、フラットにすることで改善する可能性があります。

しかし、原因が別ならどうでしょうか。

手元が低くなりすぎている。
クラブが外から入っている。
ロフトが立っている。
フェースを手で左へ向けている。
力のベクトルが左下へ向いている。

この場合、左に飛んでいるからといってフラットにすると、手元はさらに低くなります。

手元がさらに低くなれば、クラブはさらに外から入りやすくなります。
ロフトはさらに立ちやすくなります。
手でフェースを合わせる動きも強くなります。

結果として、低いひっかけが悪化することがあります。

これは、ボールの行き先だけを見て、原因を見ていないために起きるミスです。


PINGは先に「身体とクラブの関係」を見る

PINGカラーコードチャートの優れているところは、ボールの行き先だけから出発しないところです。

まず、身体寸法から入ります。

身長。
手首から床までの長さ。

そこから、クラブ長とライ角の基準を出します。

つまり、最初に見ているのは、

ボールがどこへ飛んだか

ではありません。

まず見ているのは、

その人の身体に対して、クラブがどの高さで使われるべきか

です。

この順番が大切です。

先に身体とクラブの接続条件を整える。
そのうえで、実際に打って確認する。
そして、必要に応じて微調整する。

この流れであれば、単純な方向補正の罠に入りにくくなります。


ライボードの跡も「結果」でしかない

ライボードの跡を見ると、トウ側に跡がある、ヒール側に跡がある、という判断ができます。

しかし、ライボードの跡も、あくまで結果です。

その跡が、

クラブのライ角が合っていないから出た結果

なのか、

手元の高さが合わず、スイングが崩れた結果

なのか、

ここを読まなければいけません。

たとえば、トウ側に跡が出たからといって、単純にアップライトにすればよいとは限りません。

逆に、ヒール側に跡が出たからといって、単純にフラットにすればよいとも限りません。

大切なのは、

なぜその跡が出たのか

です。

そして、その原因を読むためには、手元の高さ、クラブの通り道、入射角、フェース向き、ボールの高さ、曲がり方まで合わせて見る必要があります。

ここがフィッティングの仕事です。


カラーコードは、スイングの癖を無視しているのではない

カラーコードチャートを見ると、

「静的な寸法だけで、本当に合うのか」

と思う方もいるかもしれません。

もちろん、最終的には実打が必要です。

静的な寸法だけで、完全にフィッティングが終わるわけではありません。

しかし、静的な寸法には大きな意味があります。

なぜなら、静的な寸法は、

その人がクラブをどう使いやすいかの出発点

を示しているからです。

スイングには癖があります。
その日の調子もあります。
打ち方の補正もあります。
緊張もあります。
試打室での反応もあります。

だからこそ、いきなり打球結果だけで判断すると、誤診することがあります。

その前に、身体寸法から基準を出す。

これによって、

その人にとって極端に無理な手元高さになっていないか

を確認できます。

これがカラーコードチャートの大きな価値です。


長いクラブほど、この問題は大きくなる

この話は、特に長いクラブで重要になります。

クラブが長くなるほど、ボールは遠くなります。
ボールが遠くなるほど、手元の高さと前後位置のズレは大きくなります。
クラブが長くなるほど、ライ角1度の影響も大きくなります。

つまり、長いクラブでは、

手元高さのズレが、クラブの通り道のズレとして大きく表面化する

わけです。

フェアウェイウッドが打てない。
長いユーティリティが左に低く飛ぶ。
ロングアイアンになると外から入る。
ドライバーだけ極端にスライス、または低いひっかけになる。

こうした現象の背景には、単に「長いから難しい」だけではなく、

長さによって手元高さと力のベクトルの問題が増幅されている

可能性があります。

だから、長いクラブほど、長さとライ角をセットで見なければいけません。


PINGらしさは、感覚をシステムにしたこと

PINGのすごいところは、こうした問題を感覚だけに頼らず、カラーコードという形にしたことだと思います。

もちろん、最終的にはフィッターの目が必要です。

しかし、その前に基準がある。

身長と手首から床までの長さを測る。
カラーコードチャートを見る。
クラブ長とライ角の基準を出す。
そこから実際に打って確認する。

この流れがあることで、

なんとなくアップライト
なんとなくフラット
左に行ったからフラット
右に行ったからアップライト

という感覚的な判断から離れられます。

PINGは、ライ角を単なる方向補正ではなく、身体とクラブの接続条件として扱ってきた。

私はここに、PINGフィッティングの本質があると思います。


まとめ

PINGは公式に、

アウトサイドインが強い人はアップライトにしましょう

とは言っていません。

しかし、カラーコードチャートは、この問題をかなり吸収しています。

なぜなら、カラーコードチャートは、身長と手首から床までの長さから、その人に合うクラブ長とライ角の基準を出しているからです。

つまり、見ているのは単なる方向性ではありません。

見ているのは、

その人の身体に対して、手元がどの高さに来るべきか

です。

手元の高さが決まれば、クラブの通り道が変わります。
クラブの通り道が変われば、インパクトでボールに加わる力のベクトルが変わります。

だから、カラーコードチャートはライ角表でありながら、実質的には、

手元高さの初期設定表

でもあります。

しかし現場では、ここを見落としてしまうことがあります。

たとえば、ボールが左へ飛ぶ。
フックする。
ひっかかる。

すると、反射的に、

「左へ行くなら、フラットにしましょう」

という判断になることがあります。

もちろん、それで合うケースもあります。

しかし、左へ飛んでいる原因が、ライ角のアップライト過多ではなく、

  • 手元が低くなりすぎている
  • クラブが外から入っている
  • ロフトが立っている
  • フェースを手で左へ向けている
  • 力のベクトルが左下へ向いている

という状態だった場合、フラットにすることは根本解決になりません。

一時的には、左への症状が弱まったように見えることもあります。
しかし、それはクラブが合ったからではなく、ゴルファーがその場で新しい違和感に反応して、スイングを一時的に変えているだけかもしれません。

時間が経つと、また元の症状が出る。
あるいは、さらに手元が低くなり、もっと低いひっかけになる。

こういうことが実際に起こります。

だからこそ、PINGのカラーコードチャートを単なる方向補正表として見るのではなく、

その人の身体に対して、手元をどの高さに設定するかを見る表

として捉える必要があります。

この視点を持つと、PINGのフィッティングはかなり見え方が変わります。

ライ角とは、フェースの向きを変えるものではない。
ライ角とは、手元の高さを決めるもの。
そして手元の高さは、スイング全体の入口になる。

次回は、さらにこの問題を大きくする要素、

クラブが長くなると、なぜこの現象が起きやすくなるのか

について考えていきます。

PING製品、カートの購入は↓こちらをクリック!

BluePrintTBluePrintSi240i540G440G730Gle3

BluePrintTBluePrintS、、i240i540G440G730Gle3

すべてのクラブがカスタムオーダーできます。フィッティング・お問い合わせは ここ、お気軽にどうぞ。 PING製品の納期はこちらを↓を参考にしてください。

納期情報

生分解性100%、海洋においても生分解するリバイブティーは 、楽天市場もしくはYahoo!ショッピングページよりお求めください。

簡単にグリップのクリーニングが出来るグリップキャディは 、楽天市場もしくはYahoo!ショッピングページよりお求めください。

ツアーインスパイアデザイン × 軽量プレミアムスタンドバッグ

ツアープレーヤーの使用モデルから着想を得たスポーティで洗練されたデザイン。機能性と高級感を兼ね備え、あなたのプレーを格上げします。楽天市場もしくはYahoo!ショッピングページよりお求めください。