力とスピードとパワー

今回は力とスピードとパワーについて話します。

分かりやすい例えをすると、自動車のエンジンの馬力とトルクをイメージしていいただくとわかりやすいと思います。力とスピードの掛け算がパワーです。

トルクのあるエンジンは、エンジンの回転数が少ない場合も、余裕で動きますが、トルクの小さな高回転型のエンジンは、低回転域は非常に不安定です。

ジュニアの親御さんから、そろそろ、大人用のクラブをという相談を受けますが、この時に店長が一番考慮しているのは、この子が力があるのかどうかということです。パワーがあっても、それ相応の力がないと。大人用のヘッドは難しいし、無理に大人用のヘッドを使ってゴルフを覚える必要はありません。

ジュニアはスピードを出すことが出来るんですが、大きな力を発生することは不可能です。力がなければ、シャフトを軽くすすれば良いのですが、限界があります。重いヘッドを軽いシャフトで試しても、スピ―ドが上がりません。

これは大人にも適用されます。力が少ない人はやはり軽い仕様になります。時にはヘッド重量を落とすことも考えに入れるべきでしょう。特に長いクラブはそうだと思います。

フィッティングを行えば、いつかは答えにたどり着くんですが、やみくもに様々な組み合わせを打ってもらうことは、お客様の体力の低下を招き、結果に影響するのでなるべく試打する回数が少なくなるようにすることが大事です。

出来れば、すべての組み合わせを試してみたいという気持ちはわかりますが。

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BLUEPRINT S

フィッティングしていて思うことをPINGのアンバサダー アンドリュー・ライスが指摘しています。

ボールに当たった瞬間にヘッドは、下向きにヘッドがわずかに回転していることが確認できます。それによりボールが強く押されると同時にスピンを発生させます。

素性のいいヘッドであることが分かります。

 

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アイアンが決まった例

生徒さんのフィッティングをしました。

現在のクラブは

iBlade

SHAFTはAWT2.0LITES(98g)です。

結果的に新たに決まったのが、

BLUEPRINT S

SHAFTはN.S.PRO 850(S)となりました。

ダウンスイングでヘッドをためて、リリースポイントは遅めです。そういうスイングタイプでは大きいヘッドは通常会いません。リリースされてからインパクトまでにヘッドターンが間に合わず、フェースが返りきらないままあてるか、それを嫌いヘッドを返そうと体が反射的に動くので、大きいヘッドは合いません。

以前のBLUEPRINTも試打クラブを打ってもらったことが合えうんですが、その時は合いませんでした。今回はシャフトをチェンジできるタイプのヘッドなのでBLUEPRINT Tも打ってもらいました。

前のBLUEPRINTのシャフトは102S、120S,DGS200なのでシャフトが重いので合わないと予想しており。80~90gのシャフトでは、問題の無い弾道ですが、BLUEPRINT TはBLUEPRINT Sに比べ1~2ヤードばらける事と、ドローが強くなるので、ヘッドはBLUEPRINT Sとしました。nFlghtではキャリーで170を超えましたので、散らばりはセンターから2ヤードでした。

シャフトですが、ドライバーでは260~270ヤードを超えるキャリーなので、普通であれば100g以上シャフトを選択するということになるんですが、ゴルフスイングも車のエンジンと同じで、馬力とトルクがあるんです。スイングのスピードがあるがトルクが小さいスイングなので、なるべく軽くて硬いシャフトは合うはずですので、今回は850GHNEOも試してもらいました。なんと、ピッタリ!!
縦距離のばらつきも無くなりました。

実は、BLUEPRINT Sを選択した理由の一つに5番アイアンがポケットキャビティであることも理由の一つです。既に4HBで、いい結果が出るこを確認していますが、スイングタイプ的に小さい方がいいので200ヤードを超える距離が欲しいので、5番の結果次第で、4Iを入れるか4HBになるかが決まります。

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THE SCIENCE OF THE GOLF SWING 販売のお知らせ

新しい書籍の販売のお知らせです。

THE SCIENSE OF THE GOLF 日本語版

まだ、店長も全部読んでいません。

が、

この本の素晴らしいところは、序文で分かります。

紹介すると、

「私の考えでは、ゴルフ教師が犯す最大の間違いの一つは、大人の学習者にスイングを全体として教えようとすることである。若い生徒には適性があればうまくいく。なぜなら、若者は非常に強い模倣能力を持っているからだ。また、身体的な記憶力も良いので、試行錯誤の末にようやく動作が正しい溝にはまったととしても、それを再び忘れることはめったになく、最終的には正しい動作が本能的に身につく。しかし、遅咲きの学習者はそうではない。正しいアプローチにつまずいたとしても、またそれを失い、二度とそれを取り戻すことが出来ない。彼にとっては、試行錯誤のプロセスは実りがないだけでなく、長く、いらだたしいものなのだ。
彼にとって最も手っ取り早く、苦痛を伴わない方法は、スイングにおけるある重要な動きを理解し、それに慣れる事である。もちろん、そのような動きを理解したからといって、すぐにスイングに取り入れることができるわけではない。スイング全体への統合にはどうしても時間がかかる。しかし試行錯誤の方法に比べ、このようなアプローチの大きな利点は学習者は自分自身が何をしようとしているかを理解し、明確な目的もなく、いつまでも次から次へとエラーをくり返すことがない事である。」

つまりは、こんなふうに振りますよ的な指導では、特に大人には、向いていないと言っていますが、世の中はそういうレッスンばかりです。

この本は、もちろん、ゴルフ学習者ばかりではなく、ゴルフの指導者も読んでおかなかればならない本だと思います。

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どの様にアイアンが決定されていくのか3

今日はギャップの話をします。

下の図は昨年のマスターズチャンピオンでLIVゴルファーのジョン・ラームのギャッピングです。

スペイン人マスターズと言えば、セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバル、セルジオ・ガルシアそしてジョン・ラームの4人のチャンピオンを輩出している国ですね

きれいに数字が並んでいます。2IからLWまで、ほぼ15ヤード刻みです。ここが素晴らしいんです。

そうではなく、それぞれの番手の距離をわかっていればいいんじゃないの?

と思うかもしれませんが、ギャップを統一することで、コース攻略がシンプルになります。例えば、クラブの持つ最大距離を5ヤード落としたいとしたときに、その方法を見つけたとします。

もし、あなたの持つクラブセットのギャップが不ぞろいだった場合、5ヤード落とす方法は不ぞろいのギャップの分だけあることになりますが、ギャップがそろっているのであれば、一つの方法を見つければ、それぞれの番手においても、同じ方法が適用されるんです。

コースに出れば、ただでさえ、風向きだ、風の強さは、気温は、湿度などの気象条件や、海抜、高低差、傾斜などの地理的条件も考えないと、また、今日のスイングの調子はどうだと考えなければならないことがある上に、5ヤード距離を落とすのは、このクラブだったらこうして、あのクラブだったらああしてなんてやってられません。

クラブのウエイトスフォーを気にしたり、スイングウェイトを気にしたりするのでは解決できません。だって、その結果が、完全なギャップを保証するものではありませんからね。でも、お店に行ってもこれが大事ですって言われるんですよね。そこではないのに。

ですから、どのような組み合わせをしても、ギャップを均等化することが大事なんです。

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どのように使用アイアンが決っていくのか2

昔は、ダンプ1杯のボールを練習場で打ってから、コースに出ろとか言われました。ダンプカー1杯のボールを打てば、正しい打ち方ができると考えられていたんです。キャビティのアイアンなんてもともとない時代でしたので、正しい軌道のスイングをしないと飛びません。

いまでは用具の進化もあって、7番くらいまでであれば、少しが練習すれば飛びますし、コースに出た方がゴルフを覚えるのではないかと思える時代になってきました。もちろんコースに出るにはマナーとかルールを覚えるのは必須です。

その代わりと言っては何ですが、7番も6番も距離が変わらない5番も同じ距離。人によってはそれが8番くらいから起こる人も多くなっていることも事実だと思います。

クラブの選択とすれば、ヘッドスピードのない人はGシリーズや中空アイアンが選択しとなりますし、ヘッドスピードがある人はi230が選択肢となります。

今回はi230、BLUEPRINT S、BLUEPRINT Tのコンボの話なので、i230ベースでセッティングするのであればは、最初は無理をせずに7番まで(練習用として6番を所持するのはあり)。その上は6番ハイブリッド、5番ハイブリッドとなるかと思います。

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どのように使用アイアンが決っていくのか

BLUEPRINT SとBLUEPRINT Tが登場して組み合わせとしてオーソドックスと思えるのが、6番からPWはBLUEPRINT T、4番5番はBLUEPRINT Sの組み合わせです。
PING PROでは、Corey Conners、Louis Oosthuizenです。

二人のスイングを見ると、非常にスムーズはスイングで無理に体の力を使わずに打つタイプです。トップから一気にグリップだけをダウンし、おりきったところからボディがターンし、そのままインパクトまで、ハンドファーストをキープしインパクトするタイプです。

Louis Oosthuizenはマスターズでの4番アイアンのアルバトロスからわかるようにロングアイアンの名手ですが、3番、4番、5番がポケットキャビティの恩恵を享受したいというセッティングだと思います。積極的にロングアインでピンを狙う(グリーンに止める)タイプだと思われます。

店長がBLUEPRINT Sの3番を打った感想は、非常に簡単です(勿論、i230のロングアイアンの方がもっと簡単です。)。簡単というのはボールが上がってくれるというものです。芯はそれほど広くありませんので、芯の広さを求めるのであれば、i230の選択になります。

BLUEPRINT Sは6番より小さい番手はポケットキャビティではない、結構難しめですので、ロングアインからショートアイアンまでBLUEPRINT Sを使いプロモ多いですね。

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PING WEDGE Fittingの結果について

店長の結果はSグラインドもしくはHグラインドでした。現在使用しているのはEグラインドもしくはSグラインドです。

グリーン周りのチップやピッチだけを考えると、以前からTグラインドがもっとも使いやすいウェッジでした。しかし、このグラインドでの悩みは、距離のコントロールです。バンスの効果が少なく、思ったより距離が出ないことが多なります。

そのため、結局SグラインドもしくはEグラインドを使用し、距離のコントロールを重視しておりました。工夫としては、Sグラインドを使用するときには、フェースを開かなくても、ソフトタッチのボールが出るように60度を入れたり、Eグラインド(EYE2)では、ヒール側を削るなどの工夫をしていました。

今回の結果ではSとHグラインドがおすすめと表示されました。

その最優先項目を表示すると、中盤のバウンスがあり、距離感に対しての寛容性があるとしています。

ソールの形状ではHグラインドやTグラインドの形状が好きなんですが、Tグラインドではバンスが少なく、距離のコントロールができないと判断されています。

さて、Hグラインドは店長の悩みを解決してくれるのでしょうか?

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10Kは100Kなので少しでもコスパがよくなるように!

10Kは100Kなので少しでもコスパがよくなるように!

ってどういうことがと申しますと

慣性モーメント10,000声のG430MAX10Kは値段が、100Kつまり100,000円声なので少しでもお得感を得るために下の情報を探してきました。

例によってPINGのフィッテング担当役員のジェーソンのポストです。

飛距離をさらに伸ばすために、シャフトを長めにしてもいいと言っています。

店長の感覚では、0.5インチくらい伸ばしても大丈夫じゃないかと思います。高い慣性モーメントを持つヘッドのおかげでミスヒットを許容すると思います。

勿論、振り切れる長さ、重量でなければなりません。

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北陸地方の練習場でおそらくいろいろなメーカーのクラブをうち比べることが出来る最初の試打会になるのではないかと思います。

 

あなたの削りを見つけましょう(Find Your Grind)

スコアメイクの鍵はグリーン上とグリーン周り。

ティショットはG430MAX 10KまたはG430MAX HL 10Kに任せると、多くの人はとりあえず、グリーンを狙うショットを打てずハズ(?)。

でも、トッププロでさえ、GIR(パーオン率)が70%を超えるのは至難の業です。アマチュアならば50%を超えるのは超上出来と思います。

となると、どう考えてもスコアを良くするためには、グリーン上とグリーン周りが大切です。メーカーもちゃんとそれを思っていて

あなたに合うウェッジをいろいろ提供しています。

しかし、どのウェッジを使えばいいのかが分からないというという方は多いと思いますし、ロフト選びはどうすればいいのかという人はぜひ

https://wedge.webfit.ping.com/en/

をお試し下さい。

最初の画面で「言語」を選択します。

リージョン/ランゲージをクリックしてください。

“あなたの削りを見つけましょう(Find Your Grind)” の続きを読む


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