PINGの最初のアイアンは
軟鉄鍛造のアイアンヘッドを機械加工してバックフェースに二つのキャビティ(窪み)を作ったものでした。
2番目のアイアンは
削った部分を大きくし、さらに
ANSERへ続きます。1本だけを考えると削宇る工程はそれほどではないように感じますが、当時は3番から9番、PW、SWのセットです。3番から9番までとしても7番手を削るわけですから、アイアンヘッドをセットして削って、セットして削ってを繰り返すわけですから、沢山の時間を消費するわけですので、この製法に限界を感じていたことは間違いありません。
ANSERをベースに、1969年にKarsten Iが誕生しましたが、
ロストワックス製法、ステンレス素材のモデルはもはや必然だったわけです。それまでのアイアンは軟鉄を使って、鍛造で作るしかなかったのですが、ステンレスに比べて柔らかい軟鉄で打った感触は柔らかいため、当時は随分、素材に関する評価は、軟鉄>ステンレスだったように思います。
その後、この流れは
Karsten II 1977-84
Karsten III 1977-84
Karsten IV 1977-80
Eye (Pat. No.) 1980-85まで続きます。
その後キャビティ部分の重量を周辺に配置するという考えが加わり
Eye2 (Pat. Pending) 1982-84が発表された。
大きくバックフェースを削り、それによって生まれた新しい重量をヘッドの慣性モーメントを高めるために使われました。
それは、現代におけるクラブに引き継がれています。以下はG425アイアンの説明に使われているフレーズです。
高く、ブレずに、狙える
究極の重量周辺配分設計により、ミスヒットに強く、ブレずにピンを狙える。深低重心ヘッドが、アイアンで求められる高弾道とスピン量を実現。
今も48年前も変わらないのです。EYE2の誕生によってPINGだけではなくそれ以降のアイアンの方向性を決めてしまったと言えるでしょう。
その後、ベリリウムカッパーのモデルが発表され、CHOICE誌の表紙だったと思うんですが、それを見たときには、機能追及によって生じる美しさ=機能美を感じました。
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となります。