G430にする?G425、G410。それともG400?

さて、G430が発売されて半年ほど、PING NUTSの皆様はどれくらい新しいG430ドライバーに変更されていますでしょうか?
「G430にする?G425、G410。それともG400?」というタイトルですが、結構ユーザー様のバックの中身を見てみると、G410 ドライバー、G425ドライバーを見かけます。
中古ショップさんに聞くと、結構この2つのモデルが人気があるようで、入荷が少ないようなことを聞いています。

では、ツアーの世界ではどうなんでしょうか?

PGA、LIV、DP WORLD、CHAMPION’SのPING PROの使用ドライバーを調査してみました。これまでは、新しいモデルが発表されても、ずっと旧モデルを使ってした人が多かったんですが、46人の内、旧モデルを使用しているのは、

PGAで3人、DP WORLDで3人、CHAMPION’Sで3人の9人となっており、G410はそのうちの1人です。その中で多くの指示を得ているモデルはG425LSTです。このクラブは、フィナウ、ホブランドの有力PING PROが使っていて、本当に左に行きにくいクラブなので、このモデルを使っていたプロが、もっと、そのまま使い続けるのではないかと予想していましたが、その予想が外れて、ほとんどのプロがG430にチェンジしました。

また、PROにはG430シリーズでの特徴は、圧倒的にLSTが多い事。G430Maxがつかまりやすいヘッドになったことがそうなっている原因と思います。

一般のゴルフ界ではこれほどまでに人気があるように思いませんが、これほどG430にチェンジしているプロが多いとなると、どうも、モデルの選択方法に問題があると思います。これまでのPINGユーザーはマックスからではなく、これまでの概念にとらわれずLSTからの試打をお勧めします。

 

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G430シャフト解説第2弾

今回はTOUR2.0シャフトです。

ドライバーと5番ウッドのシャフトをCHROME75X,75S、75R、65X、65S、65R、BLACK75X,75S、65X、65Sの順に並べています。

実は、CHROMもBLACKも75ドライバーのシャフトはティップカットが施されています。

通常、市販シャフトでは、FWでティップカットをしてあることが多いんですが、ドライバーだけティップカットをするのはほとんどありません。

以前のTOUR173に比べて少し柔らかくなっているためでしょうか?

しかしながら、FW用がティップカットしていないとすると、強くスイングする人はFW用のシャフトはちょっと暴れるフィーリングが出てきそうですね。

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同時にi230もコースで打ってきましたが、ちょっとわかってきたことがありました。これについては次回以降に書きたいと思います。

 

 

G430各モデルの性格(特徴)

G430コース試打、2回目で分かってきたことを書きたいと思います。

今回のモデルチェンジは打感や音に注目が集まっていますが、モデルの球質が変わっています。

MAXはG425の場合、MAXはどちらかというとセンターより右へのボールが多くリリース付近で、フェースが勝手に閉じる音がなかったので、店長の場合は、コントロールが容易なクラブでしたが、G430はドローバイアスが強く、店長の意図より早くターンするので、油断するとボールがつかまりすぎてしまいます。

これまで、PINGのドライバーはつかまりにくいと感じていた人は、自然にターンするようなので、お勧めです。

一方、LSTは打ち分けできるクラブでしたが、G430では、センターから右へのボールがほとんどです。店長にとっては非常にコントロールしやすいクラブなまりました。

インパクトのイメージはフェースがやや閉じてあたるのが、上のMAX、フェースの向きがキープされてインパクトするのが。LSTです。

スイング的にはフェースの開閉を自らおこなうタイプにはMAX、フェースのターンを自然に任せるタイプはLSTとなっています。

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旧モデルを参考に選べばいいのか?

発売日を前に、既に大ヒットしているG430ですが、どのように選択すればいいのか?例えばG400MAXを使っていたとします。その旧モデルを参考に選べばいいのか?

答えは全くのNO!です。シャフトも含めて大きく変わっているからです。

PINGの資料には、今回のモデルチェンジにおいて過去のモデルを安易に受け継ぐのではなく、1からフィッティングを行ってくださいと指示されています。

上図のような流れないと思った方がよさそうですよ。安易に選択していけません。ランチモニターの数字はもちろんテクノロジーが進化しているのでいい数字が出ますが、コースで使用することが出来るかどうかが問題です。

たくさんのG400MAXユーザーはG410、G425ではモデルチェンジすることなく、まだ現役で使っていると思います。では、G430MAXなのかというと、店長はどちらかというとG425MAXの方が近いと思っています。G425MAXでは、G400MAXの引っかかることなく、かといって大きなスライスがないボールが打てましたが、G430MAXはつかまるボールがメインです。G410plusの感覚に近いでしょうか?

転載禁止なのでここでは図を出せませんが、G430打球の分布はセンターより左です。打球の分布が右なのはG430LSTとなります。資料からも店長の感想からもG400MAXの後継はG430LTです。G400MAXに比べて慣性モーメントは劣りますが、十分なレベルにあり、飛距離は完全に上回ります。

先日、G400MAXのリシャフトをしたいという、問い合わせがあり、上記の理由から、新しいモデルを試打してみましたか?

と質問しました、ちゃんとフィッティングすれば、G430LSTを選択されるはずだからと思ったからです。打ったんですが、MAXを中心にシャフトを変えて試したとのこと、すべてのモデルをちゃんと打っていればたどり着いたと思いますが、打っていないのだからたどり着きません。困ったものですね。

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初速が出て、打出角が低く、スピン量が少ないのは?

手元の資料によると、

G430 MAX(多分10.5)初速164mph、打出角11.6°、スピン量2490rpm

G430 LST(多分10.5)初速161mph、打出角12.6°、スピン量2475rpm

という数字が出ています

初速が出て、打出角が低く、スピン量が少ないのは?

初速、打出角の低さはMAX、スピン量が少ないのはLSTということになります。

YOUTOUBEの試打結果や、私の試打結果ではLSTの方が若干、距離が出るようですが、単純に初速が出ているということだけが飛距離ではないということなんです。

G430LSTは、ボールの散らばりが少なくなったうえに、距離が出ています。カーボンラップ・テクノロジーにより、余った重量を慣性モーメントを大きくしたのが、ボールの散らばりをなくしました。一点を狙う競技ゴルファーにはなくてはならない機能です。また、低重心化とインパクト時のフェースのたわみが大きくなり打ち出し角を上げ、少し多くなったバックスピン量が安定したフライトをもたらします。

店長から、一言、LSTを試打するんだったら、TOUR CHROME 65Sとの組み合わせななるかと思いますが、ちょっとハードだなと感じた人、下のグラフからもわかるように、TOUR CHROME 65RとALTA JCB BLACK(S)はTOUR CHROME 65Sにかなり近い位置にいて、すこしづつ、マイルドになりますので、ちょっと違う表情を見せてくれます。

 

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G430発表。

ようやく、情報が解禁となり、この場でG430について、書込みが可能となります。

さて今回ですが、これまでの流れの範囲内ではあるものの

  • シャフトが大きく変わった事
  • LS TECがカーボンラップと、なった事
  • 打球音が低くなった事
  • SFTに、弾道調整がついた事

などの大きな改良が行われました。

シャフトは、

ALTA JCB LETE からALTA JCB BLACK
TOUR 173からTOUR 2.0 CHROME TOUR 2.0 BLACK

に変更となりました。

口で説明するより、見た目の方が速いのでチャートを紹介すると

このようにALTA JCB BLACKとTOUR 2.0 CHROMEは、ほぼ一直線に並びます。弾道の高さと振りやすさで選択できると思います。

気をつけたいのはTOUR 2.0 BLACKです。チャートではTOUR 2.0 CHROMEに比べると、ちょっとハードなのかなと思われるかもしれませんが、生半可なヘッドスピードでは手に負えないと思います。

先程、イベント会場から営業さんの報告を受けましたが、全員、右へペラペラという球しか出ませんということでした。

次に、LS TECがカーボンラップと、なった事です。

ゴルファーによるところもあると思うんですが、ボールがMAXに比べ高くなる傾向があると思います。事前の店長と営業さんのテストでは、MAXよりも高い弾道となっています。G425 LST までは、弾道を低くすることによってロースピンを獲得していたのが、打出角度のわりにロースピンとなっているようです。店長などはGH425 LST、G410 LSTでは少しスピン量が少ないので、すこしドロップしていましたが、打出角が高くなったのでこの心配はなくなると思っています。

カーボンラップの採用でヘッドサイド部の重量をソール部分に移動させることが出来たので、高弾道でスピンレスな弾道が実現できたと思います。店長の感想では価格が高いなっていますが、この効果は十分です。

逆にMAXの方は打ち出し角が少なくなり、ハードヒッターは恩恵を受けることが多くなるのではないかと思います。

要は、これまでの流れで モデルとシャフトを決めるのではなく、フィッティングで最適な組み合わせを選んでほしいと思います。

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